『すてきな 三にんぐみ』
トミー=アンゲラー さく
いまえよしとも:訳
偕成社
どろぼう三人組のお話です。泥棒が「すてきな」とはどうして?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このお話の泥棒は、みなしごのティファニーちゃんを連れ帰った時から素敵な三人組となるのです。絵も暗く、三人組も目だけがギョロっとして少し怖く感じる絵本です。しかし、読み終わった後には、幸せな気分にさせてくれるのです。この絵本を読み終わった後にはこのお話の続きを想像してまた幸せな気持ちにさせてくれることと思います。
この絵本の初版は、1969年。50年以上も前の絵本です。絵は、いまどきではないですが、古臭さは感じません。
この絵本の後ろには、訳をした今江さんによる作者さんの紹介が出ています。そこには娘さんと一緒に写っている作者の写真があります。きっと宝物は金銀財宝だけじゃないってことをこの絵本は伝えているのでしょうか?