
『 もりのなか 』
マリー・ホール・エッツ:文・絵
まさき るりこ:やく
福音館書店
男の子が、ラッパを持って森の中を散歩していると、たくさんの動物が次々と行進しながら、ついていくという、とても楽しいお話です。
私は、大人になって驚いたことがあります。…それは、絵本の絵が思っていたより、“地味”だったことです。この1冊は、その驚きが一番大きいものでした。白黒なのです!私は、きっと自分の頭の中で、いろんな色を勝手につけて見ていたのだと思います。絵も地味です!しかし、子どもたちは頭の中でいろんな色をつけて、一緒に楽しく行進している自分を絵本の中に参加させているのだろうなぁ~と想像しながら読み聞かせをしています。
そして、ライオンやゾウ、クマ、カンガルーなんて動物は登場しませんが翠松保育園の園庭が、子どもたちにとって、この絵本のように楽しく、夢のあるものになればいいなぁ~と考えています。