
『森のみずなら』
高森登志夫ぶん・え 福音館書店
森の中にある一本のみずなら。
地面に落ちたどんぐりを森の動物たちが食べに来ます。
冬になって、また春になって・・・長い年月がすぎた春、このみずならの芽ぶきにいきおいがありません。すこしずつ弱っていたのです。
森はいつもとかわらずゆたかな緑におおわれていますが、強い風の吹いたある日とうとう倒れてしまいました。。。
みずならが倒れて終わりではないのです。腐ってコケが生えたみずならのそばから新しい命が誕生します。自然の大きさと四季の美しさに感動できる絵本です。倒れてしまったみずならのそばに動物たちが集まってくるのですが、なんだか悲しそうに見えるのは私だけでしょうか?