
『さんまいのおふだ』
水沢謙一:再話
梶山俊夫:画 福音館書店
山の寺に、おしょうさんと住んでいたこぞうさん。 天気の良い日に、は(・)な(・)きり(・・)に出かけました。 花を探しながらどんどん山奥に入っていったこぞうさんは、くらくなって帰りみちが分からなくなってしまいました。困ったこぞうさんは、ちいさな家を見つけ一晩泊めてもらうことにしました… やまんば(この絵本ではおにばさ、おばばと書かれています)の出てくるお話と聞かれたらこのお話を思い出す方も多いのではないでしょうか?追いかけられるドキドキ感、おふだが様々に変身!?する面白さ、最後のハッピーエンドの安心感。。。とても楽しいお話です。*作者である水沢謙一さんは、新潟県長岡市生まれで小学校の先生でした。新潟に残る昔話を集め再話して何冊かの絵本を出版しています。この絵本も「新潟の昔話」と表紙に書かれています。