
「エルマーと16ぴきのりゅう」
作:ルース・スタイルス・ガネット 絵:ルース・クリスマン・ガネット
訳:わたなべしげお 福音館書店
エルマーの冒険シリーズ3部作の最終巻!ゆうかんな9歳のエルマーの最後の冒険です。 読み聞かせをしていた時、ある男の子が「絵本の中に入ったらいろいろな所にいけるね!」と話してくれました。そんな子どもたちにぜひ読み聞かせをしたいなぁ~と感じる一冊です。 1948年~1951年に書かれたこのお話は60年以上もの間、子どもたちをワクワクするような冒険に連れて行ってくれています。挿絵もかわいいのですが、目をつぶって頭の中に一人ひとりそれぞれの景色を思い浮かべながら聞いてほしいなぁ~とも感じています。(挿絵は作者の実の母親です。)訳をしたのが『しょうぼうじどうしゃじぷた』で有名な渡辺茂男さん。言葉のリズムも心地いいのです。 お昼寝の前の読み聞かせの時間。1月からははなゆりさんは絵本のお部屋で他のクラスとは別に読み聞かせをしています。…と言うのも、絵本だけではなく、このような物語を聞くのです。頭の中にそれぞれぞれの景色を思い浮かべる事も経験できればと考えています。 ちなみに、なんで3部作の最終巻を紹介したのかというと、唯一、表紙に竜が描かれてあるからです。