
「ちいさなろば」
ルース・エインズワース 作
石井桃子 訳 坂井信義 画
≪こどものとも≫傑作集 福音館書店
雪の降る日、ちいさなろばはひとりぼっちで囲いの中をぐるぐるまわってはしっていました。ろばは、寒くありませんでしたがさびしいと思っていました。クリスマスイブの日、女の子に"サンタクロース"のことを聞きました。その日の夜、サンタクロースが、ちいさなろばのもとにやってきました…
この絵本の絵は、とっても寒そうなんです。しかし、物語がすすむにつれ段々、あたたかくなるのです。ろばの表情も、最初は寂しそうですが最後のページにはなんだか笑っているようにも見えます。
いつも一人ぼっちで、寂しかったロバが、サンタさんからもらったプレゼントは何だったのでしょうか?とても、あたたかくなる1冊です!
子ども達にもきっと、うれしいうれしいプレゼントがサンタさんから届くことでしょう・・・