
「鬼の首引き」
岩城範枝:文 井上洋介:絵
福音館書店
力もちの若者が、みやこにのぼろうと旅に出ました。旅の途中大きな鬼に出会い、その鬼の娘の「お食い初め」で食べられそうになります。そこで、若者は食べられないようにと様々な作戦を・・・
「鬼の首引き」というタイトルから、どんな恐ろしいお話なのかと想像していましたが、読んでみると人を信じやすい(!?)ちょっと間抜けな鬼とのやりとりがおもしろいんです。
ちなみに『首引き』とは、首にひもをかけて向き合い、引っぱりあうという力くらべです。あとがきによると、浮世絵にも描かれている昔、実際に行われていた遊びのようです。2月に翠松保育園にくる鬼は、子ども達と一緒に遊んでくれるでしょうか?