
「おふろだいすき」
作:松岡享子 絵:林明子
福音館書店
まこちゃん(男の子)がアヒルのプッカを連れておふろに入ると…かめやペンギン、オットセイやくじらまで次々とおふろに現れます。ポッカポカになった、まこちゃんを最後に待っていたのは、あたたかいおかあさんのタオルです。最後まで読み終わると、心も体もポッカッポカになってしまうお話です。
家のおふろにくじらまで現れて、入れるわけがないよなぁ~とか、生臭くないのなぁ~なんて心配するのは、どうやら大人だけのようで、読み聞かせをした後には、なんだかまるでおふろに入ったように気持ちよさそうな顔がいっぱい並んでいます。
林明子さんの柔らかなタッチの絵が、あったかい湯気の雰囲気を醸し出しています。