
『こんとあき 』
作・絵:林明子
福音館書店
「あき」は、赤ちゃんのときからいつも一緒の「こん(キツネのぬいぐるみ)」と“さきゅうまち”にいるおばあちゃんの家に、こんの腕のほころびを直してもらうために旅に出かけます。そこで起こる様々なハプニングを乗り越え!?最後にはおばあちゃんの家に到着します。最後はおばあちゃんと一緒にお風呂に入るのですが、私はそこのページが一番好きなんです。とっても、暖かい気分になります。
この絵本の表紙には、チャップリンがホームで女の子と話しているのですが、“こんとあき”が乗った電車には、サンタクロース風のおじいさんが乗っています。季節はいつ頃なのでしょうか?半袖を着ている人も出ているので12月ではないはず。・・・ということは、サンタさんは夏休みを利用して「さきゅうまち」に遊びに来たのでしょうか?他にも絵本の登場人物が隠れているらしいです。是非、探してみてください!
…実は、この絵本は私がまだ学生だった頃、保育実習で自分の家から持って行き読みました。ドキドキしながらはじめて“読み聞かせ”をしたことを、この絵本を見るたび思い出します。